岩崎ファームは、神奈川県三浦半島と千葉県富津で美味しい枝豆やにんにくを育てて通信販売(通販)しています。ブランド野菜として高い評価を得続ける、はねっ娘会の枝豆やにんにくのご注文・ご予約を受け付けています。

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農園の物語

岩崎ファーム代表の岩崎泰樹です。

岩崎ファームは、江戸時代より、神奈川県横須賀市津久井浜周辺で先祖代々からの土地を大切にし、身を粉にして畑を耕し、管理をしてきました。前代表の父岩崎重夫の幼少期には、トラクターもなかったため、馬や牛の力で畑を耕していたと聞いています。

牛の力で畑を耕す

下の写真は、祖父岩崎薫と父の写真です。

岩崎ファームの先代祖父と父の幼少時の写真

昔の農業の現場は体力勝負

父が若い頃は、夏はすいか、冬はキャベツと大型野菜を中心に栽培。

農繁期は、家族を犠牲にして一家総出で収穫にあたっていました。わたしが子どもの頃、年末年始、日付が変わっても農作業にあたる父の姿が今でも目に焼き付いています。

神奈川県三浦半島は、火山灰土の肥沃な土壌、1年を通して温暖な気候により、春キャベツなどがブランド野菜として認知され、市場で高値で取引きされています。

三浦・横須賀のキャベツ畑
しかし、キャベツのような大型野菜は、生産が比較的簡単で、豊作の時には供給が増えて三浦半島産の春キャベツでも値段が下がり、それだけ作っていては経営が安定しないという課題がありました。

農業は、今、深刻な高齢化の問題を抱えている。

2013年の統計では、日本の農業就業人口の平均年齢は66.5歳であり、35歳未満の働き盛りはわずか5%という現実が非常に問題となっています。また、農業従事者の減症に伴い、耕作放棄地も年々増加しています。

農業に従事する人口減少

農業の高齢化の原因は、後継者不足

何故農業の後継者が増えないのでしょうか?それは、単純に儲からないからだとわたしは思っています。家族と過ごす時間を持てず、昼夜問わず身を粉にして農作業を行っても一向に儲からければ若者は農業に夢を持てません。

日本の農業の現場

なぜ、農業は儲からないのか

自然の影響をもろにうける

予想外の大雪や台風で野菜が全滅!毎年のように自然災害による農作物壊滅のニュースが報道されていますが、気象条件での被害は、対策をしても駄目なことが多くあります。

台風被害で倒壊したハウス

一生懸命に丹精込めて作った野菜が、

自然の影響で一瞬にして

すべてが無駄になってしまう現実があります。

台風被害を受けた畑

価格は相場に左右される

当たり前の話なのかもしれませんが、野菜の価格は、相場に左右されます。豊作の時は供給が増えて値段が下がり、凶作の時は供給が減り値段が上がります。

ニュースなどで、畑で採れた野菜をトラクターで潰している光景を見たことがありませんか?
作れば作るほど赤字になってしまうので、仕方なくトラクターで潰して廃棄しているのです。

破棄されるキャベツ

もったいないと感じる方もいるかもしれませんが、値段が安すぎると段ボールなどの収穫コストが回収できず、やればやるだけ赤字になってしまうからなんです。相場に左右されるために、せっかく作った美味しい野菜を自分の手で廃棄しなければいけないというのが現実です。

凶作時こそ、プロの農家は活躍!

下の写真は、岩崎ファームが千葉県富津で手掛けるキャベツ畑です。畑一面、寒冷紗(かんれいしゃ)という白いシートで覆っていますが、なぜ、そうしているかわかりますか?
そう、キャベツが寒さで病気にならないようにするためなんです。
キャベツは凍ると生育が遅れ、病気になり、腐ってしまいます。岩崎ファームでは、大変な手間が掛かるのですが、キャベツが寒さに耐えられるよう然るべき対策を行っているので、非常に寒い気候で凶作となった年でも、お客様へ安定して美味しいキャベツをお届けすることができます。
しかし、価格が暴落している時は、コストを回収できないため、残念ながら破棄している現状があります。

千葉県富津のキャベツ畑

2018年12月30日、TPP協定発効

海外からの安い農産物の流入により、既に日本の農業は国際競争にさらされており、農業を取り巻く外部環境はより一層厳しくなっていくことが見込まれています。

TPP野菜関税の撤廃
「儲かる農業」を実現できなければ、日本の農業生産者がどんどん減って、日本の農業が衰退していくことが懸念されます。

海外から安定して輸入できている時は、大きな問題とならないかもしれませんが、突然何かしらの理由で輸入されなくなったとき、日本の農業が衰退し食べる物がなければ、人は生きることができません。
わたしは、農業の衰退は国の安全保障に重大な影響を与えるものだと思っています。

新たな地域ブランドの確立による地域経済の活性化

これまで、岩崎ファームは、付加価値の高い野菜を生産・販売することにより、新たな三浦半島産野菜のブランド化とそれによる地域農業活性化のため、「機械化の推進」「天候に影響されない設備投資」「新たな市場の開拓」と様々な取り組みをすすめて参りました。

枝豆、緑肥、ダイズシストセンチュウ

平成30年、わたしは父より事業を引き継ぎましたが、その志は道半ばです。

わたしは、父の意思を引き継ぎより一層、地域農業活性化を推進していきたいと考えています。

マイナー作物で地域農業の未来を切り開く

岩崎ファームは、深刻な高齢化や国際競争のなか、地域農業の未来を切り開こうと、三浦半島の精鋭農家と手を組み、主に枝豆や春の七草の生産・加工販売を手掛けています。

食品の地域ブランドの目指すべき姿

地域農業を発展させるためには、生産する野菜を選び、利益を確実に出すことが重要だと考えています。

このため、「生産時期が限られる。栽培が難しい。鮮度保持が難しい。取引量が少ない。」など、価値はあるものの市場が未開拓又は未成熟で、生産者自らが価格を決められる農産物を選択対象としています。

その代表格を生産時期が限定され、大規模栽培が難しい枝豆や春の七草と捉え、市場の需要が高まりつつあった昭和63年から「春の七草」を、平成8年から「枝豆」を商品化し現在まで取り組んでいます。

三浦七草会の春の七草パック

春の七草の選別、加工作業風景春の七草パック詰め作業

春の七草を食べる風習は、江戸時代以前からあり、ビタミンが豊富で消化を助ける青菜を食べることで冬を健康的に過ごすという意味のほか、邪気を払い1年の無病息災を願う意味あいがあると言われています。 

高度成長前の田畑や山野に囲まれた時代には、誰もが天然の春の七草を身近な場所で集めることが出来ましたが、全てを集めることが困難な現在、春の七草のパック商品は、この時期に欠かせないものとなっています。

マイナー作物で地域農業の活性化

地域農業を進めるうえで、若者が、農業を楽しめて儲かる産業と考え、参入意欲を持ってもらえるよう、マイナー作物による農業のビジネス化により、地域の活性化を図っていきたいと考えています。

また、岩崎ファームでは、積極的に正社員採用を進めています。
作物と会話ができる観察力や洞察力を持ってもらえるよう、これまでに培ったノウハウを伝え、希望者には起業・独立も支援していきたいと考えています。

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